海がきらめく母の日の贈りもの〜セナと母の日の物語〜

No.029
「海がきらめく母の日の贈りもの」
〜セナと母の日の物語〜
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母の日が近づいてきたある日、
セナは、何か特別な贈り物を母に届けたいと考えていました。

「何を贈れば、お母さんは喜んでくれるだろう？」

いつも穏やかで優しく、どんな時もそっと寄り添い、見守ってくれる母。
それだけでなく、妹のルナの好奇心旺盛な性格を理解し、「やりたいことをやってごらん」と背中を押してくれる。
そしてセナが言葉にせずとも、静かに頑張っていることを見抜き、そっと感謝の眼差しを向けてくれる母。

「お母さんのために、何か特別なものを……」

そう思いながら、セナは月の光が揺れる海を静かに泳いでいた。

しばらく進むと、静かな入り江にたどり着いた。
そこは昼間でも薄暗く、夜になると月の光が美しく海底に降り注ぐ場所だった。

海底に目を凝らすと、貝殻がそっと口を開け、ひときわ美しく輝く真珠をのぞかせていた。
銀色の光をまとったその一粒は、まるで夜空に浮かぶ満月のようだった。

「……これだ！」

セナはそっと手を伸ばし、真珠を大切に手のひらに包み込んだ。
ひんやりとした感触が、どこか心を落ち着かせる。
この真珠を、母のためにネックレスに仕立てよう。

翌朝、セナは母の前に立ち、一粒の真珠をあしらったネックレスを差し出した。
「お母さん、これ……」

母は驚いたように目を見開き、それからそっと微笑んだ。

「まあ……なんて綺麗な真珠なの！」

「……お母さんに、似合うと思って」

セナがそう言うと、母はそっとネックレスを手に取り、首にかけた。
月のしずくのように光る真珠が、母の胸元で優しく輝く。

「とても素敵……ありがとう、セナ！」

母はネックレスにそっと触れながら、セナの髪を優しく撫でた。

「それから……いつもルナの面倒を見てくれて、ありがとうね」

セナは少し驚いた。

「そんな……私はただ、姉として当たり前のことをしているだけ」

「それでも、セナがいてくれるおかげで、ルナは安心して好きなことに挑戦できるのよ」

母の言葉は、静かに心に響いた。

「……ありがとう、お母さん」

月の光に照らされた海の中で、セナは母とともに静かに微笑んだのでした。

ー おわり ー

★真珠種類 : 白蝶真珠
　サイズ : 11.67×11.41（ミリ）
　カラー : シルバー

★レア度 : ☆☆☆☆☆

♬ 世界に一つの真珠に、世界に一つの物語 ♬
『 No.029』は、数個あるエクボが特徴的なシルバーパール。
セナの母の日の物語です✨

○にんぎょのいたずらシリーズを詳しく知りたい方は、トップページ『 ココをclick！ 』から見れます。
○真珠一粒の料金となっています。
（ ✖️チェーンは付属していません。）
○ネックレスチェーンも一緒にご購入希望の方はオプションから選択をお願いします。

☘️伝えたい大切な事☘️

　真珠は大自然の中で育ち、貝殻から出るその瞬間まで、じっと待ちます。長い年月の困難に貝殻の中で耐え凌ぎ、一粒の真珠としての成長を終えます。
そうして誕生した真珠は一つ一つ個性があり、その個性は色や形、成長キズやエクボとして現れ、真珠の価値は個性の表現具合によって決まります。
商品撮影は実物に近い状態を、表現できるように努めていますが、
カメラで捉えられていない個性が、手元に届いた時にある場合も御座いますので、
ご理解いただける方のご購入をお願いしております。

◎ 初期不良による返品交換は、商品到着より一週間以内にご連絡くださるようお願いします。

◎商品はケースにお入れいたします。