マンボウ3兄弟〜トト編〜

No.018
「マンボウ3兄弟」
〜アヤとトトの物語〜
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〈プロローグ〉

透き通る青い海の中、アヤはゆっくりと泳いでいた。穏やかな波とともに、真珠のようにきらめく光が彼女の銀青色の髪を優しく包む。

——しかし、気がつくと、見慣れない海の中にいた。

「……ここは？」

いつの間にか潮の流れに乗ってしまい、アヤは自分がどこにいるのかわからなくなっていた。

「落ち着いて、まずは周りをよく見てみよう。」

そう自分に言い聞かせ、静かに海の中を見渡す。すると、ゆらゆらと揺れる影が目に入った。

それは、小さなマンボウの赤ちゃんだった。

〈第3話：トトとの出会い〉

最後の弟・トトを探しながら、アヤ、マル、ルルは慎重に進んでいた。

「トトはどこに行っちゃったんだろう……？」

ルルが心配そうに言うと、マルが励ますように微笑んだ。

「大丈夫、きっと近くにいるよ。」

すると、遠くのサンゴの陰から、小さな丸い影がのぞいているのが見えた。

「……トト？」

マルがそっと呼びかけると、その影はびくっと動き、少しずつ近づいてきた。

「お兄ちゃん……？ ルルも……？」

トトは不安そうに目を瞬かせたが、二人の姿を見て、急に表情がぱっと明るくなった。

「お兄ちゃん！ ルル！」

トトは嬉しそうに泳ぎ寄り、兄たちにぎゅっとくっついた。

「トト、無事でよかった……！」

ルルは安心したようにトトを抱きしめた。

アヤはそっと三兄弟を見つめ、温かく微笑んだ。

「よかったわね、みんな無事で。」

トトはアヤの方を見て、小さな声で言った。

「……アヤさん？」

「ええ、私はアヤよ。あなたのお兄さんたちと一緒に、あなたを探していたの。」

トトは少し驚いた顔をしたが、すぐににっこりと笑った。

「ありがとう、アヤさん！」

「私こそ、あなたたちのおかげで心細くなくなったわ。」

アヤは優しくトトの頭をなでた。

こうして、三兄弟は再びそろい、アヤと一緒に穏やかな海へと帰ることができた。

〈エピローグ〉

それからしばらくして、アヤと三兄弟は元の海域に戻ってきた。

「アヤさん、僕たちを助けてくれてありがとう！」

マルが深くお辞儀をする。

「アヤさんがいてくれたから、怖くなかったよ！」

ルルも満面の笑みで言った。

「アヤさん、また遊びに来てくれる？」

トトが少し恥ずかしそうに尋ねると、アヤはそっと微笑んで答えた。

「ええ、もちろんよ。あなたたちの元気な姿を、また見に来るわ。」

三兄弟は嬉しそうにぴょんぴょんと跳ねるように泳いだ。

そして、アヤは静かに海の向こうへと泳ぎ出す。

光に包まれた彼女の姿を見送りながら、マンボウの三兄弟は心からの感謝を込めて、深く頷いた。

こうして——
迷子になったアヤとマンボウ三兄弟は、互いに支え合いながら、また新しい旅へと進んでいくのでした。

ーおわりー

★真珠種類 : あこや真珠
　サイズ : 8.17×9.72 （ミリ）
　カラー : 淡いピンク

★レア度 : ☆☆☆☆

♬ 世界に一つの真珠に、世界に一つの物語 ♬
『 No.018』は、マンボウの様な形をしたアコヤパール。
アヤの物語です✨

○にんぎょのいたずらシリーズを詳しく知りたい方は、トップページ『 ココをclick！ 』から見れます。
○真珠一粒の料金となっています。
（ ✖️チェーンは付属していません。）
○ネックレスチェーンも一緒にご購入希望の方はオプションから選択をお願いします。

☘️伝えたい大切な事☘️

　真珠は大自然の中で育ち、貝殻から出るその瞬間まで、じっと待ちます。長い年月の困難に貝殻の中で耐え凌ぎ、一粒の真珠としての成長を終えます。
そうして誕生した真珠は一つ一つ個性があり、その個性は色や形、成長キズやエクボとして現れ、真珠の価値は個性の表現具合によって決まります。
商品撮影は実物に近い状態を、表現できるように努めていますが、
カメラで捉えられていない個性が、手元に届いた時にある場合も御座いますので、
ご理解いただける方のご購入をお願いしております。

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